▼張りブロック

 草石(そうせき) 護性証 第0009号

 4個の自然石をコンクリートで連結した大型張りブロックです。自然石模様以外の面積が50%程度占めているため覆土による植生の回復が促進され、さらに植物の根が直接地盤に届くため植生が安定します。また貫通しているため雨水の浸透や地下水の涵養面でも優れています。ブロック同士は、連結金具により一体化され掃流力に対して抵抗します。

草石(単体図) 実績写真






 ≪水理特性≫

■形状諸元
諸元項目 原型値
 ブロック質量 (kg) 360
 ブロック寸法 (m) 1.000×1.000×0.250
 揚力作用面積 Ab (m2) 0.765
 抗力作用面積 Ad (m2) 0.216
 横揚力作用面積 Abx (m2) 0.765

■単体・群体ブロックの揚力・抗力・横揚力係数
測定項目 単体ブロック特性値 群体ブロック特性値
 揚力係数 CL 0.25 0.09
 抗力係数 CD 0.68 0.13
 横揚力係数 CLX 0.01(右方向) 0.00(左方向)

■群体上流端ブロックの抗力・揚力・回転半径
測定項目 原型値
 揚力係数 CL 0.27
 抗力係数 CD 0.95
 揚力に対する回転半径 LL (m) 0.535
 抗力に対する回転半径 LD (m) 0.541

■群体ブロックの相当粗度
測定項目 特性値
 相当粗度 KS (m) 0.305
※留意点 実験条件:覆土無し、連結無し


 草石2連

草石(単体図)

 ≪特長≫

 自然(水辺)植生の早期回復
  • 表面積の50%に客土の充填が可能となっており、自然(水辺)植生の早期回復を促進します。
 自然石張り護岸の景観
  • 施工後の景観は、自然石を使用した景観を配し、昔懐かしい水辺の景観と調和します。
 大型張りブロックの安定性
  • 8個の自然石部を有し2㎡/個と大型であり、連結金具により一体化されるため掃流力に対し高い安定性を有しています。
 施工の省力化・工期の短縮
  • 1個2m2の大型タイプのためブロック据付け効率がよく工事費を低減します。
 透水性を確保
  • 擬石玉石の隙間による透水性を有しており水循環が期待できます。



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