▼農業水利施設保全補修工法

 伸縮可とう継手工法 (BOXカルバート、フリュームの継手を伸縮可とう継手で耐震補強)

 ≪工法の分類≫

・伸縮可とう継手止水工法
・継手耐震補強工法

 ≪製品≫

 


 ≪基本構造≫



 ≪施工写真≫

  
施工前                            施工完了



 ≪特長≫

   止水部は水密ゴムと水膨張スポンジを使用し、伸縮ゴムの圧縮永久ひずみによる止水性能の低下を防止しています。
  継手の伸縮幅(伸び)は、110mmまで波型の伸縮ゴムで対応可能です。
  伸縮ゴム厚さ6mm、さらにオゾン劣化対策をしており止水性能が安定しています。
  コンクリート面の凹凸(2mm程度)は、水膨張スポンジにより止水性能が確保できます。
伸縮ゴムは引張り止め金具により、引張り時の止水性能の低下を防止しています。
継手部は仕上がり厚さが22mmと薄く、さらに上下流の両端に整流板(斜板)を設けて水流対策をしています。

 ≪構造諸元≫

材料諸元
水密ゴム材質 合成ゴム(SBR)
伸縮可とう継手材質 SUS304

構造諸元
水密ゴム構造 水膨張スポンジゴム
伸縮可とう継手構造 2条8分割で油圧ジャッキによる拡張構造


 ≪適用条件≫

1) 伸縮量 110mm
2) 耐内水圧 0.3MPa
3) 耐外水圧 0.1MPa
4) 鉄筋位置調節量 ±30mm
5) 仕上がり厚 22mm以下

 ≪実施例≫


【施工手順】

ケミカルアンカー
ゲージでマーキング後、ケミカルアンカーを設置




内水圧保護プレート
継目で交わるように2枚のプレートを重ねて両端を釘止め




伸縮ゴム
両端の水膨張スポンジ間に内水圧プレートがくるように伸縮ゴムを設置




外水圧保護プレート
伸縮ゴムの中心に外水圧保護プレートの中心がくるように設置




保護プレートの設置
引張り止めが伸縮ゴムにかかるように保護プレートを設置




完成
仕上がり厚さ22mm確認後、完成


≪主な施工実積≫(平成28年3月現在)

施工年度 発注者
平成22年度 東海農政局
平成23年度 水資源機構豊川用水
平成25年度 水資源機構豊川用水
平成27年度 水資源機構豊川用水



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