▼農業水利施設保全補修工法

 LLP工法 (ロングライフパネル工法)

 ≪工法の分類≫

・表面被覆工法
・パネル(アンカー固定)工法


 ≪工法外観≫




 ≪基本構造≫

 ≪施工写真≫


  
【施工前】                             【施工後】


 ≪特長≫

   老朽化した鋼板矢板を高強度プレキャストパネルと充填コンクリートで被覆し、構造物の長寿命化を図ることでライフサイクルコストの低減ができます。
  軽量かつ高強度のプレキャストパネルは人力で運搬でき重機を使わず施工ができます。
  パネル表面は擬石模様となっており表面に金物が露出しないため景観・意匠性に優れています。
  施工場所が水没しても、排水後すぐに作業が再開でき大幅に工期を短縮できます。

 ≪工法(開水路)に求められる要求性能と品質規格≫

表面被覆材要求性能 品質規格試験
基本性能 耐候性
付着性 (アンカー引抜強度)
耐摩耗性(水砂噴流摩耗試験20時間)


 ≪構造諸元≫

構造形式 2層被覆構造
形成方法 プレキャストパネル+充填コンクリート
主要材料(プレキャストパネル) 耐アルカリ性ガラス繊維補強モルタル+ステンレス鋼メッシュ
パネル特性項目 特性値
パネル曲げ強度 1.08kN-m/m 以上
接続金物引張強度 9.0kN 以上
インサート引張強度 3.0kN 以上
圧縮強度(参考値) 50N/m㎡ 以上
粗度係数 コンクリート同等


 ≪適用条件≫

1. 対象壁種:

鋼板矢板、鋼管杭、コンクリート開水路など

2. 施工条件:

型枠パネルの固定が可能であれば、施工面積、形状、延長など、特に制限はありません。施工場所が水没しても、排水後すぐに作業が再開できます。

 ≪実施例≫


【施工手順】

1段目の施工(運搬)
施工場所まで運搬します。
軽量なので手運搬できます。
1段目の施工
専用接続金物をセットし、支持鉄筋にて溶接固定します。
2段目以降の施工
1段目と同様に専用接続金物と支持鉄筋にて溶接固定します。
コンクリート打設
打設計画に合わせ、パネル施工後コンクリートを打設します。
完成
最上段のコンクリート打設孔などを補修し、完成です。




① 1段目の施工(運搬) ② 1段目の施工
③ 2段目以降の施工 ④ コンクリート打設
⑤ 完成 施工箇所(水抜き部)
 


≪主な施工実績≫
(平成25年3月現在) 使用実績:5,250㎡

施工時期 発注者 施工目的 施工規模
2007年3月~2009年4月 福岡市下水道局 河川環境改善 4,092㎡
2007年6月 大阪府北部農と緑の総合事務所 排水路整備工事(23) 550㎡
2012年11月 大阪府北部農と緑の総合事務所 排水路整備工事(24) 608㎡



 Copyright © 2007. Ryowa Concrete Co,Ltd.All right reserved.