▼農業水利施設保全補修工法

テストバンド工法（エアー式テストバンド工法） 　≪工法の分類≫ 　パイプライン継手部のエアー式水密性調査方法 　≪技術内容≫ 　 固定バンド折り畳み状態　　　　　　　　　　　　　　　　　　固定バンド拡張状態 　≪基本構造≫ 固定バンド折り畳み状態　　　　　　　　　　　　　　　　　　固定バンド拡張状態 　　 試験前　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　試験中 施工例：東海農政局　新矢作川用水農業水利事業所（サイフォン部φ2,400mm） 　≪特長≫ 　　 ① 加圧流体として空気を使用することにより、試験装置の簡素化・軽量化および作業効率が向上し、コスト削減・工期短縮が図られます。 　 ② φ600mmのマンホールからすべての資機材の搬入・搬出が可能であり、管内での組立・解体が容易です。 　 ③ 撓性管及び不撓性管での試験が可能です。 　 ④ 傾斜管路での試験や管継ぎ手に段差や内径差があっても試験が可能です。 ⑤ 特許登録　第4978905号

≪適用条件≫

１） 管内径φ８００～３,０００mmまで適用可能です。 ２） 試験は、試験圧力０.５MPa（上限値）まで加圧し、５分間放置後の圧力低下率８０％を判定基準とします。 ３） 管路勾配は、５％までを標準試験とし、それ以上の傾斜部は別途、安全対策を行い試験可能です。 ４） 管継ぎ手の間隔は５０mm以下、継手の段差２０mm以下、内径差２０mm以下の条件で適用可能です。 ５） 加圧流体は空気を使用します。 ６） 加圧装置は、１２Vバッテリーで稼働するコンプレッサーと圧力タンクユニットです。 ７） 適用管種は、PC管、FRPM管、コンクリート管、ダクタイル管、鋼管、ポリエチレン管などです。 ６） 管内の水深が１０～２０mm程度でも試験可能です。（ただし、管内径の大きさによります）

≪実施例≫

１ 水密ゴム設置 ①管継ぎ手を清掃 ②設置位置マーキング ③水密ゴムを設置 ２ 固定バンド設置 ①作業台車位置決め ②固定バンド拡張 ③油圧ジャッキ２台で固定バンドを拡張し、水密ゴムを拡張圧縮 ３ 加圧後、減圧測定 ①コンプレッサーで所定圧力まで加圧 ②５分後の減圧を測定し継手水密性を判定

≪主な施工実積施≫（平成28年3月現在）

施工年度 発注者 使用サイズ 平成23年度 東海農政局 φ1,200　φ1,350　φ1,500　φ1,650　φ2,000　φ2,200 北陸農政局 φ2,600 水資源機構 φ1,800 岩手県 φ1,134 平成24年度 関東農政局 φ1,200　φ1,350　φ1,500 愛知県 φ1,000　φ1,350 滋賀県 φ1,200　φ2,000 東北農政局 φ1,650 平成25年度 愛知県 φ900　φ1,650 平成26年度 東北農政局 φ1,000～φ1,500 関東農政局 φ900　φ1,000 平成27年度 北海道開発局 φ1,350 北海道旭川建設管理部 φ2,600 東北農政局 φ2,000 水資源機構千葉用水総合管理所 φ1,500 愛知県 φ1,000 φ1,100 φ1,200　φ1,350　φ1,500　φ1,650 φ1,800　φ2,000

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